英文名 | Introduction to Database | |
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科目概要 | 未来工学研究科(修士課程)生命データサイエンス専攻修士1年前期、専門科目、選択、講義、2単位 | |
科目責任者 | 鎌田 真由美 | |
担当者 | (※は実務経験のある教員) 鎌田 真由美、 牧垣 秀一朗 | |
講義室 |
データサイエンスの基盤であるデータベースについて、データベースシステムの基礎および生命科学分野での活用について学ぶ。
生命科学分野における多様なデータベースについて、歴史的な背景から統合に向けた取組みを学ぶとともに、データベースシステムの概要と基本的な操作、そして生命科学分野での活用に不可欠なデータ統合と、Webアプリケーションへの応用のために必要な仕組みについて理解する。
毎回内容に関するパワーポイントによる資料を配布する。また、手技を身に付けるため、項目に応じて数回程度の演習を行う。
演習課題に関する模範解答の配布及びフィードバックを行う。
DP2
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | 生命科学データベース1 | 概要説明と生命科学分野におけるデータベースの歴史と配列データベースについて概説する。 | 鎌田 真由美 | 4/8④ |
2 | 生命科学データベース2 | 構造データベースとその活用事例について概説する。 | 鎌田 真由美 | 4/15④ |
3 | データベースシステム1 | データベースの目的と意義、歴史について学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 4/22④ |
4 | データベースシステム2 | RDBの基礎とデータ型について理解する。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 5/13④ |
5 | SQLの基礎と操作 | SQLの基本と操作について理解する。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 5/20④ |
6 | SQLによるテーブル操作 | SQLを用いたテーブル操作について理解する。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 5/27④ |
7 | データ統合概説 | データベース統合の意義と取組みについて概説する。 | 鎌田 真由美 | 6/3④ |
8 | グラフデータ(構造) | RDFについて学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 6/10④ |
9 | グラフデータ(オントロジー) | OWLオントロジーについて学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 6/17④ |
10 | グラフデータ(検索) | グラフデータ検索言語SPARQLについて学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 6/24④ |
11 | グラフデータベース | 様々なグラフデータベースシステムについて学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 7/1④ |
12 | データ統合演習 | グラフデータベースを用いて演習を行う。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 7/8④ |
13 | Webアプリケーション | 統合結果を可視化するアプリケーション開発について演習を通して学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 7/15④ |
14 | データマネジメント | 大規模データベース運用(維持・更新)に関して学ぶ。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 7/22④ |
15 | まとめ | 全体の復習を行う。 | 鎌田 真由美 牧垣 秀一朗 | 7/29④ |
生命科学分野におけるデータベースを知るとともに、その仕組みと活用のための技術について理解できるようになる。
毎回の理解度確認課題(50%)とレポート演習課題(50%)で総合的に評価する。
【講義時間外に必要な学習の時間:60 時間】
予習:事前に指定する次回講義に関するキーワードについて調べ、疑問点を明らかにしておく。
復習:講義中に出題する課題について解答を作成し、次回講義での解説に基づき比較・検討する。
講義に関する質問はメールや対面で個別に対応すると共に、重要な質問に関しては受講者全員で共有する。
【関連科目:アプリケーション開発演習】
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料あり | ||
参考書 | 詳説 データベース―ストレージエンジンと分散データシステムの仕組み | Alex Petrov (著), 小林隆浩 (監修) | オライリージャパン |
参考書 | オープンデータ時代の標準Web API SPARQL | 加藤文彦ら (著) | インプレスR&D |