Web Syllabus(講義概要)
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研究倫理
英文名Research Ethics
科目概要未来工学研究科(修士課程)生命データサイエンス専攻修士1年前期、総合科目、必修、講義、1単位
科目責任者 岡 浩太郎
担当者(※は実務経験のある教員) 岡 浩太郎渡辺 豪鎌田 真由美河野 信齋藤 裕島津 秀康荒井 康夫
講義室

授業の目的

データサイエンスでは個人情報を含む秘匿性が高いデータを扱うことがしばしばある。そのため、そのようなデータを扱う際には高度な倫理観が求められる。また研究現場ではさまざまな要因から実験データを仮説に合うように改竄・捏造するような事案がしばしば報告されており、自然科学への信頼を失わせるのみならず、治験などに影響を与え、創薬研究などを大きく阻害することがある。本講義ではオムニバス形式で開催し、様々な専門を持つ教員がそれぞれの分野における生命科学やデータサイエンスの現場での研究倫理について講義・議論を行う。

教育内容

各回担当のそれぞれの研究分野で知られている研究倫理上の問題点、及びその事例を紹介し、その内容について議論を行うとともに問題点を抽出し、自らの研究を進める上での倫理問題について理解する。

教育方法

各回冒頭は、スライド等を用いた講義形式により展開し、その後、教員を含めた受講者間での議論、及びその内容についてレポートを作成することにより理解を深める。
発表内容や課題等については、適宜講評を行う。

卒業・学位授与の方針と当該科目の関連

DP3

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1生命情報の適用と可視化に関する倫理的問題1可視化技術に関するデータ改竄・捏造について講義し、議論により理解を深める。岡 浩太郎
4/7③
2生命情報の適用と可視化に関する倫理的問題2医療分野における倫理問題について講義し、議論により理解を深める。荒井 康夫
4/14③
3生命・物理情報デザインに関する倫理的問題1新規な材料創生分野での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。渡辺 豪
4/21③
4生命・物理情報デザインに関する倫理的問題2創薬研究分野での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。鎌田 真由美
4/28③
5人工知能とその革新的応用に関する倫理的問題1人工知能研究での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。齋藤 裕
5/12③
6人工知能とその革新的応用に関する倫理的問題2タンパク質工学分野での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。齋藤 裕
5/19③
7大規模データモデリングに関する倫理的問題1大規模生物データ解析での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。河野 信
6/9③
8大規模データモデリングに関する倫理的問題2データモデリング研究での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。島津 秀康
6/16③
No. 1
項目
生命情報の適用と可視化に関する倫理的問題1
内容
可視化技術に関するデータ改竄・捏造について講義し、議論により理解を深める。
担当者
岡 浩太郎
日時
4/7③
No. 2
項目
生命情報の適用と可視化に関する倫理的問題2
内容
医療分野における倫理問題について講義し、議論により理解を深める。
担当者
荒井 康夫
日時
4/14③
No. 3
項目
生命・物理情報デザインに関する倫理的問題1
内容
新規な材料創生分野での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。
担当者
渡辺 豪
日時
4/21③
No. 4
項目
生命・物理情報デザインに関する倫理的問題2
内容
創薬研究分野での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。
担当者
鎌田 真由美
日時
4/28③
No. 5
項目
人工知能とその革新的応用に関する倫理的問題1
内容
人工知能研究での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。
担当者
齋藤 裕
日時
5/12③
No. 6
項目
人工知能とその革新的応用に関する倫理的問題2
内容
タンパク質工学分野での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。
担当者
齋藤 裕
日時
5/19③
No. 7
項目
大規模データモデリングに関する倫理的問題1
内容
大規模生物データ解析での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。
担当者
河野 信
日時
6/9③
No. 8
項目
大規模データモデリングに関する倫理的問題2
内容
データモデリング研究での研究倫理について講義し、議論により理解を深める。
担当者
島津 秀康
日時
6/16③

到達目標

修士課程で自らが行う研究とその周辺分野についての研究倫理上の問題点について理解できるようになる。

評価方法

講義中の議論での発表内容(20%)と講義後のレポート(80%)により評価する。

準備学習(予習・復習等)

【講義時間外に必要な学修時間:29時間】
予習:担当者が講義で使うハンドアウトについて事前に目を通して講義の準備をする。
復習:講義後に担当者から指定される課題について、文献等を調査し、レポートにまとめる。

備考・その他

【関連科目:生命データサイエンス特別研究Ⅰ・Ⅱ】

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書配布資料あり
参考書必要に応じて講義中に紹介する
教科書
署名
配布資料あり
著者・編者
発行所
参考書
署名
必要に応じて講義中に紹介する
著者・編者
発行所