Web Syllabus(講義概要)
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生徒指導論
英文名Student Counceling and Guidance
科目概要データサイエンス学科3年後期、教職課程科目、必修、講義、2単位
科目責任者 三藤 敏樹
担当者(※は実務経験のある教員) 三藤 敏樹※
講義室

教員免許取得のための必修科目

科目道徳、総合的な学習の時間等の指導法及び生徒指導、教育相談等に関する科目
各科目に含めることが必要な事項
  • 生徒指導の理論及び方法

授業の目的

生徒指導は、一人一人の児童生徒の人格を尊重し、個性の伸長を図りながら、社会的資質や行動力を高めることを目指して行われる教育活動である。本授業では、学校教育活動の中で家庭・地域及び関係機関等と連携しながら組織的に生徒指導を行い、児童生徒が自己実現を図っていくための自己指導能力を育むために必要な知識・技能や思考力・判断力・表現力を身に付けるとともに、事例についての考察を通して教員としての実践的な資質・能力を育成する。

教育内容

生徒指導の目的、意義、内容、方法等について学び、学校教育活動における生徒指導の役割を理解する。また、生徒指導を他の教育活動と有機的・横断的に捉えることで、より適切な生徒指導の在り方について考察する。

教育方法

レジュメを用いるとともにICTを活用する講義を通した知識の定着と、グループワークや発表を通した技能の習得及び思考力・判断力・表現力の育成を目指して授業を展開する。報道や文献、事例等を紹介し、講義のテーマをより幅広く、深く考察する。

授業内容(シラバス)

項目内容担当者日時
1講義のガイダンス全15回の授業の内容や授業方法について確認し、「生徒指導論」の学びに対する見通しをもつ。三藤 敏樹
9/6①
2生徒指導の意義と原理今日の学校における生徒指導の意義と課題、集団指導と個別指導の方法原理、学校運営と生徒指導等について理解し考察する。三藤 敏樹
9/13①
3教育課程と生徒指導カリキュラム・マネジメントの中で、教科・道徳教育・総合的な学習の時間・特別活動等における生徒指導について理解し考察する。三藤 敏樹
9/20①
4生徒の心理と生徒理解生徒理解の基本的な考え方、児童期・青年期の心理と発達、生徒のアセスメント等について理解し考察する。三藤 敏樹
9/27①
5学校における生徒指導体制学校における生徒指導体制の基本的な考え方、組織、年間指導計画や教職員の研修、生徒指導の評価と改善について理解し考察する。三藤 敏樹
10/4①
6教育相談教育相談の意義、教育相談体制の構築と実際、スクールカウンセラーや専門機関等との連携について理解し考察する。三藤 敏樹
10/11①
7すべての生徒を対象とした指導生徒指導に対する学校内の組織的対応や教職員の役割、関係機関等との連携等について理解し考察する。三藤 敏樹
10/18①
8個別の課題を抱える生徒への指導①発達に関する課題についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。三藤 敏樹
10/25①
9個別の課題を抱える生徒への指導②喫煙・飲酒・薬物乱用、少年非行、暴力行為等についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。三藤 敏樹
11/8①
10個別の課題を抱える生徒への指導③いじめやICTに関わる課題についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。三藤 敏樹
11/15①
11個別の課題を抱える生徒への指導④性・自殺・虐待・家出についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。三藤 敏樹
11/22①
12個別の課題を抱える生徒への指導⑤不登校や中途退学についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。三藤 敏樹
11/29①
13生徒指導に関する法制度等校則、懲戒と体罰、出席停止、生徒指導に関わる法令等及び非行少年の処遇等について理解し考察する。三藤 敏樹
12/6①
14学校と家庭・地域・関係機関との連携学校・家庭・地域・関係機関等との連携や、地域ぐるみで進める健全育成と学校との関わりについて理解し考察する。三藤 敏樹
12/13①
15まとめと振り返り全14回の授業を通して学んだことから、生徒指導についての考えをまとめる。三藤 敏樹
12/20①
No. 1
項目
講義のガイダンス
内容
全15回の授業の内容や授業方法について確認し、「生徒指導論」の学びに対する見通しをもつ。
担当者
三藤 敏樹
日時
9/6①
No. 2
項目
生徒指導の意義と原理
内容
今日の学校における生徒指導の意義と課題、集団指導と個別指導の方法原理、学校運営と生徒指導等について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
9/13①
No. 3
項目
教育課程と生徒指導
内容
カリキュラム・マネジメントの中で、教科・道徳教育・総合的な学習の時間・特別活動等における生徒指導について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
9/20①
No. 4
項目
生徒の心理と生徒理解
内容
生徒理解の基本的な考え方、児童期・青年期の心理と発達、生徒のアセスメント等について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
9/27①
No. 5
項目
学校における生徒指導体制
内容
学校における生徒指導体制の基本的な考え方、組織、年間指導計画や教職員の研修、生徒指導の評価と改善について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
10/4①
No. 6
項目
教育相談
内容
教育相談の意義、教育相談体制の構築と実際、スクールカウンセラーや専門機関等との連携について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
10/11①
No. 7
項目
すべての生徒を対象とした指導
内容
生徒指導に対する学校内の組織的対応や教職員の役割、関係機関等との連携等について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
10/18①
No. 8
項目
個別の課題を抱える生徒への指導①
内容
発達に関する課題についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。
担当者
三藤 敏樹
日時
10/25①
No. 9
項目
個別の課題を抱える生徒への指導②
内容
喫煙・飲酒・薬物乱用、少年非行、暴力行為等についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。
担当者
三藤 敏樹
日時
11/8①
No. 10
項目
個別の課題を抱える生徒への指導③
内容
いじめやICTに関わる課題についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。
担当者
三藤 敏樹
日時
11/15①
No. 11
項目
個別の課題を抱える生徒への指導④
内容
性・自殺・虐待・家出についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。
担当者
三藤 敏樹
日時
11/22①
No. 12
項目
個別の課題を抱える生徒への指導⑤
内容
不登校や中途退学についての現状を知り、その解決を図るための方策や取組を考える。
担当者
三藤 敏樹
日時
11/29①
No. 13
項目
生徒指導に関する法制度等
内容
校則、懲戒と体罰、出席停止、生徒指導に関わる法令等及び非行少年の処遇等について理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
12/6①
No. 14
項目
学校と家庭・地域・関係機関との連携
内容
学校・家庭・地域・関係機関等との連携や、地域ぐるみで進める健全育成と学校との関わりについて理解し考察する。
担当者
三藤 敏樹
日時
12/13①
No. 15
項目
まとめと振り返り
内容
全14回の授業を通して学んだことから、生徒指導についての考えをまとめる。
担当者
三藤 敏樹
日時
12/20①

到達目標

1)生徒指導の意義と原理を理解し考察している。
2)教育課程における生徒指導について理解し考察している。
3)生徒の心理と生徒理解の具体について理解し考察している。
4)学校における生徒指導体制の具体について理解し考察している。
5)教育相談の意義や学校における具体について理解し考察している。
6)学校におけるすべての生徒を対象とした指導について理解し考察している。
7)発達に関する課題について知り、その解決を図るための方策や取組を考えている。
8)生徒の問題行動(喫煙・飲酒・薬物乱用、少年非行、暴力行為等)について知り、その解決を図るための方策や取組を考えている。
9)いじめやICTに関わる課題について知り、その解決を図るための方策や取組を考えている。
10)生徒を取り巻く様々な状況と課題(性・自殺・虐待・家出等)について知り、その解決を図るための方策や取組を考えている。
11)不登校や中途退学について知り、その解決を図るための方策や取組を考えている。
12)生徒指導に関する法制度等について理解し考察している。
13)学校と家庭・地域・関係機関との連携について理解し考察している。

評価方法

【評価基準】
○生徒指導の目的、意義、内容、方法等について学び、学校教育活動における生徒指導の役割を理解しているか。
○学校教育活動の中で家庭・地域及び関係機関等と連携しながら組織的に生徒指導を行い、児童生徒が自己実現を図っていくための自己指導能力を育むために必要な知識・技能や思考力・判断力・表現力を身に付けているか。
○生徒指導を他の教育活動と有機的・横断的に捉えることで、より適切な生徒指導の在り方について考察しているか。
○生徒指導に関わる教育課題を捉え、その解決を図るための方策や取組を考えようとする態度を身に付けているか。
【評価の方法】
○毎回の授業における討論や発表・授業課題レポートの記述、授業ごとの振り返り、期末課題レポートの記述等により、生徒指導に関わる知識及び技能、生徒指導に関わる教育課題を考察する思考力・判断力・表現力等、課題に対して粘り強い取組を行う中で自らの学びを調整する等の主体的に学習に取り組む態度をパフォーマンス評価によって評価する。
○平常点(討論や発表、授業課題レポート等)50%、期末課題レポート50%として総合的に評価する。

準備学習(予習・復習等)

【授業時間外に必要な学習の時間:60時間】      
○予習(60分)
・配付されたレジュメに目を通し、授業で学ぶ内容について身通しを持ち、授業における、討論や発表のための資料を作成する。
・日頃から新聞、雑誌、報道番組等における教育関係の記事や番組に関心をもち、教育に関する課題について自ら学ぶことで、疑問点や考えを記録しておき授業に生かす。
○復習(60分)
・まとまりごとの課題に対して、授業で配付された資料と、さらに必要と考えられる資料等に基づき、授業課題レポート(振り返りを含む)を作成する。
・各授業の終わりの振り返りを行うことを通して、学んだことを確認し、今後の課題を明らかにする。

備考・その他

○授業ごとの振り返りや授業課題レポートの記述に対し、次回以降の授業においてフィードバックを行うことで、各自の学びの調整と深化を促す。
○「学び続ける教師」への第一歩を、ともに踏み出しましょう。
○関連科目:教育相談・進路指導論
○科目ナンバリング:FU601-TC33

実務経験の授業への活用方法

公立中学校において37年の教職経験(教諭・主幹教諭、指導主事、管理職)を有するとともに、学校心理士として学校における心理教育的援助のサポートを行っている。

教材

種別書名著者・編者発行所
教科書毎回、必要に応じてレジュメ(ハンドアウト)や資料を適宜配布する。
参考書「生徒指導提要」文部科学省教育図書
教科書
署名
毎回、必要に応じてレジュメ(ハンドアウト)や資料を適宜配布する。
著者・編者
発行所
参考書
署名
「生徒指導提要」
著者・編者
文部科学省
発行所
教育図書