英文名 | Exercises in Data Engineering | |
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科目概要 | データサイエンス学科2年前期、3群科目、必修、演習、2単位 | |
科目責任者 | 河野 信 | |
担当者 | (※は実務経験のある教員) 河野 信、 原 雄一郎※、 石井 良樹 | |
講義室 |
科目 | 教科及び教科の指導法に関する科目(高等学校 情報) |
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各科目に含めることが必要な事項 |
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これから大量のデータを扱うことになるが、そのためにはGUIよりもCUIのほうが向いていること、また、最先端のツールはCUIのみで提供されていることも多い。本講義では、ターミナルを利用したコマンドライン操作について学ぶ。
コマンドライン操作の基本、CUIでのファイル操作、ソフトウェアのインストール方法や実行方法について学習する。
パワーポイントや板書で説明を行いながら、自身のPCで実際に操作をして演習を行う。また、適宜課題を提出し、その解答を示すことにより知識の定着を図る。
課題に関する模範解答を作成し、受講者全員に配布する。
DP4、DP5
回 | 項目 | 内容 | 担当者 | 日時 |
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1 | ターミナル基礎 | GUI/CUIとはなにか、オペレーティングシステムの種類、ターミナル操作について理解し、基本コマンド(man, ls, less, cat, head, tail)を実行する。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 4/8② |
2 | ファイルとディレクトリ | 絶対パス/相対パス、ファイルの種類と拡張子について理解し、ファイル操作/ディレクトリ操作のコマンド(pwd, cd, cp, mv, rm, mkdir, rmdir, ln)を実行する。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 4/15② |
3 | テキストエディタ | コマンドラインテキストエディタvi/vim、emacs の使い方について理解し、実際に使ってみる。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 4/22② |
4 | リモートログイン | リモートサーバへのログイン方法について理解する。リモートサーバにログインしてみる(ssh, scp, ftp)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 5/13② |
5 | アクセス権 | ファイルの所有者、読み・書き・実行、アクセス権について理解し、実際に設定してみる(chmod, chown, su, sudo)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 5/20② |
6 | ファイルの圧縮 | コマンドラインでのファイルの圧縮・展開の方法について理解する(tar, gzip)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 5/27② |
7 | シェル | 補完、標準入出力、標準エラー出力、リダイレクト、パイプ、環境変数について理解し、実行してみる。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 6/3② |
8 | シェルの設定 | 自分で使いやすいようにシェルを設定してみる。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 6/10② |
9 | バージョン管理 | ファイルをバージョン管理する方法やツイールについて学び、ファイルのバージョン管理を実践してみる(git、github)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 6/17② |
10 | シェルスクリプト | シェルの機能を使って簡単なプログラムを作製し、実行してみる。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 6/24② |
11 | ソフトウェアパッケージ | ソフトウェアパッケージの代表的なインストール方法について学び、実際にインストールしてみる(dnf/yum, apt-get, pip, configure, make)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 7/1② |
12 | ウェブアクセス | ターミナルからウェブサイトにアクセス方法について理解し、実践する(wget, curl, ping)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 7/8② |
13 | プロセス | ジョブやプロセスについて理解し、実行プロセスを管理する(ps, kill, top)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 7/12③ |
14 | 正規表現 | パターンマッチ、エスケープ文字、ワイルドカードについて理解し、正規表現を使えるようになる(grep)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 7/22② |
15 | 文字コード | SJIS/EUC/UTF-8、改行コードなど文字コードについて理解し、相互変換できるようにする(iconv, nkf)。 | 河野 信 原 雄一郎 石井 良樹 | 7/23③ |
ターミナルからコマンドライン操作ができるようになる。
リモートのサーバにログインして作業ができるようになる。
講義内の課題(60%)と期末レポート(40%)の結果から総合的に評価する。
【講義時間外に必要な学修時間:60時間】
予習:事前に配布する資料を読み、疑問点を明らかにしておくこと。
復習:講義中に出題する小テストについて解答を作成し、講義後に配布する模範解答と比較・検討すること。また、何度もコマンドを繰り返し実行してみること。
演習は各自のPCを使って実施するため、毎回持参すること(初回から必須)。
講義に関する質問はメールや対面で対応するとともに、重要な質問に対しては受講者全員で共有する。
【科目ナンバリング:FU302-DM02】
【関連科目:プログラミングⅠ】
(原)国立研究所ならびに公益財団法人の研究所での大型計算機を用いた解析の経験を踏まえ、計算機の基礎的な使用方法を解説する。
種別 | 書名 | 著者・編者 | 発行所 |
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教科書 | 配布資料あり | ||
参考書 | 新しいLinuxの教科書 | 三宅 英明、大角 祐介 | ソフトバンククリエイティブ |
参考書 | 入門者のLinux 素朴な疑問を解消しながら学ぶ | 奈佐原 顕郎 | 講談社 |